○元利均等償還方式は元金と利息を加えた返済額が返済期間を通して同額に なるような返済方式です。毎年の返済額は年末に支払う元利合計額です。同 様に毎月の返済額は月末に支払う元利合計額です。返済期間中の毎月の返済 額の合計が毎年の返済額の合計よりも少ないのは、毎月、返済元金が減少し ていく為です。検討年度を入力することにより、その時点の返済元金、返済 利息、返済元利の総額を算出出来ます。検討年に返済年数を入力した場合、 満期の時点で支払った返済元金・返済利息の総合計が計算されますので、借 入金額と比較して下さい。返済方法に元金均等を選択した場合、毎年返済額 はその年の返済元金と返済利息の合計を示します。
○ 支払い利息の総額 返済額が元金と利息を加算したものが返済期間中にわたって同額となる元利 均等償還方式と返済期間中、元金のみが均等で利息がその時点での借入金残 高に対して計算される元金均等方式では、最終的に利息の支払い額に差がで ます。
○ボーナス併用返済 住宅ローンでは毎月の返済と年2回のボーナス支給時に返済する方式があり ます。 毎月返済する借入金とボーナス時に返済する借入金を割合で入力します。 毎月の返済額を少なくするには、ボーナス時返済割合を大きくします。
○一定期間後の元利合計額 一定期間後、預けた金額はいくらになるでしょうか。
〇 借入可能額の計算 元利均等償還方式の応用です。 毎月の返済額から借入れが可能な金額を求めます。
〇 返済年数の算出 ○元利均等償還方式の応用です。 元金をある利率で一定期間後に目標金額にするにはどのくらいの期間が必要 となりますか。
〇 必要な元金の算出 ○複利計算の応用です。 一定期間後に目的の金額にするには、今、いくらの金額を預金すればよいで しょうか。
〇 必要な利率の算出 ○元利均等償還方式の応用です。 元金を一定期間後に目標金額にするには、必要な利率はいくらになるでしょ うか。
○ 年金終価率の応用です。 一定金額を毎月、月利率r%で積み立てた時に一定期間後、元利でいくらに なるでしょうか。
○年金終価率の応用です。 一定金額を毎年、年利率r%で積み立てた時に一定期間後、元利でいくらに なるでしょうか。期末払いとします。
○ アドオン方式の返済 いわゆる耐久消費財の月賦返済などに利用される消費者ローンといわれるも のです。貸付金にこの貸付金に対する全貸付期間の単利利息を加算した合計 額を、支払い月数に均等に均したものです。つまり利息は借入金残高が減っ ているにもかかわらず、当初の借入金全額に対して全期間にわたるように、 計算されますので、元利均等償還方式での返済よりも返済金額は多くなりま す。